仏像とは仏陀(釈迦)の像のことですが、絵画は仏画と呼びます。
インドで釈迦の像が造りだされ、南方に伝わると(上座部仏教)では釈迦像が主に造られ、中国、朝鮮、日本へと 伝わりました。

大乗仏教では、大乗仏教の思想から薬師如来、阿弥陀如来、毘盧遮那仏の如来や観音、地蔵、弥勒菩薩な どの多数の菩薩像などが造られました。
さらに密教が浸透すると大日如来や不動明王、千手観音、十一面観音など 多臂の仏像、バラモン教から来た帝釈天、大黒天、弁才天などの天などが造られ、また、各宗派を開いた祖師高僧 など造られました。これらを、一般に仏像と言います。
仏像の素材としては木像、奈良 法隆寺薬師如来などの金銅像、奈良薬師寺 日光月光菩薩像などの銅像、奈良  興福寺阿修羅などの乾漆像などがあります。

仏像の材質

◆白木
トウダイグサ科の落葉小高木。山地や海岸に自生。葉は卵形。 初夏、枝先に黄色の雄花を多数総状花序につけ、花序の基部に雌花を少数つける。 材は白く、細工物などにする。

◆楠
クスノキ科の常緑高木。暖地に自生し、また公園などに植栽される。 長寿で、高さ20メートル以上、直径2メートルに達する。 葉は卵形で先端がとがり、革質。晩春、黄緑の小花をつけ、晩秋、球形・黒色の果実を結ぶ。 全体に芳香があり、樟脳(しようのう)を採る。材は器具材とする。

◆ツゲ
本州、四国、九州の暖かい地域に分布しています。 とくに古くから、御蔵島など伊豆七島は産地としてよく知られています。
■木材 心材と辺材の色の違いはほとんどなく、木材の色は黄白色、黄褐色です。 木材は日本産の中で、もっとも緻密であるといわれています。 したがって、肌目は極めて精です。年輪はほとんどわかりません。

◆白檀
ビャクダン科の半寄生常緑高木。インドから東南アジアにかけて産し、約二〇種がある。 心材は淡黄色で堅く芳香があり、仏像や扇の材として珍重される。細片は香にし、また白檀油を得る。

浄土真宗本願寺派の教え
自分の修行などによって極楽浄土へ往生しようとする「自力念仏」 ではなく、阿弥陀如来を信じ感謝の心とともに唱える「他力念仏」が浄土真宗の念仏なのです。

お唱えする言葉
「南無阿弥陀仏」

真宗大谷派の教え
もともと本願寺派と歴史を同じくするわけですから根本は変わらないと思いますが教義解釈の表現に宗風の違いがあるようです。
阿弥陀の救いは阿弥陀仏と人間衆生との関係の中で表現されるわけですが、 本願寺派は仏の側からの表現の傾向が強く、逆に大谷派は衆生の側からの表現傾向が強いように思われます。

お唱えする言葉
「南無阿弥陀仏」

真言宗の教え
「即身成仏」を教えの根幹にしている。これは密教の修行の実践により、誰でもただちに仏になることがで き るという教えです。

お唱えする言葉
「南無大師遍照金剛」 なむだいしへんじょうこんごう

天台宗の教え
久遠実成無作(くおんのじつじょうむさ)本仏釈迦如来・阿弥陀如来・観世音菩薩など教えすべての人、生物、 存在には仏になる可能性があると教えています。

お唱えする言葉
「南無宗祖根本伝教大師福聚金剛(なむしゅうそこんぽんでんきょうだいしふくじゅうこんごう)」ですが、 「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」 を唱えることが多いようです。

日蓮宗の教え
法華経を日本に広宣流布した日蓮聖人の教説を通して法華経を理解し、実践してゆくのが日蓮宗です。法華経は本仏 の声そのものであり、法華経の功徳すべてが「南無妙法蓮華経」の七文字にこめられていると日蓮聖人は考えました。 そこで、「法華経の内容をすべて信じ帰依する」という意味の「南無妙法蓮華経」を唱えることを、何よりも重要な 修行としています。

お唱えする言葉
法華経(南無妙法蓮華経)

浄土宗の教え
阿弥陀如来の救いを信じ、南無阿弥陀仏を唱えていると、心も体も清らかになり、人生を心豊かに生きぬ き、 死後浄土に生まれて仏さまになることができるのです。

お唱えする言葉
「南無阿弥陀仏」

臨済宗の教え
人間が生まれながらに、だれもがそなえている厳粛で純粋な人間性をみずから悟ることによって、仏と寸分も違 わぬ人間の尊さを把握するところにあります。

お唱えする言葉
「南無釈迦牟尼仏」

黄檗宗

黄檗宗の教え
「唯心(この世で実在するのは心だけであり、すべての事物、現象は心の働きによって仮に現れたものである)の浄土己身の弥陀」

お唱えする言葉
「南無阿弥陀仏」

時宗

時宗の教え
阿弥陀如来のはかり知れない知恵と、限りない生命をこの身に頂き、安らかで喜びに満ちた毎日を送り、やがては清らかな仏の国(極楽浄土)へ生まれることを願う教えです。

お唱えする言葉
「南無釈迦牟尼仏」

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